浜松市野良猫との共生推進協議会

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2012年08月02日 22:56

動物の愛護・啓発活動の最前線から


平成22年から市と協働で、野良猫の避妊手術を行い、地域に戻す活動をしています。
 
活動を始めたきっかけは、一匹の猫との偶然の出会い。それをきっかけに野良猫たちの現実を知るにつれ、こうした猫たちを放っておけないという気持ちで取り組むようになりました。
 
最近の捨て猫の数ですが、残念ながら減ってはいません。皆さんに知ってほしいのは、動物の遺棄は犯罪だということ。そして、捨て猫を見つけた人には、通報の義務があります。勇気をもって、再発防止に協力してください。通報するとすぐに殺処分されてしまうのでは、と心配する人も多いようですが、今は命を救う受け皿もたくさん用意されています。動物のことで困ったら一人で悩まないで、まず市や私たちに相談してください。
 
まだまだこうした情報の周知が足りていない部分もあると思いますので、今後も市と協力して啓発を進めていきたいと思います。
 
動物を好きか嫌いかに関わらず、身近な動物と接することは、命の大切さを学び、優しさや思いやりを育む大切な機会ですので、大事にしてほしいですね。
 
また、動物の問題と言われている問題の多くは、実は人が作り出した人の問題。活動を通して人の意識を変えて、たくさんの人とのつながりの中でいろいろな問題を解決していきたいと考えています。

広報はままつ 2011年8月5日号 より抜粋

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