事業発足の経緯
浜松市では平成12年から「猫の適正飼育推進事業」に取り組んでおり、公園や地域の猫も減少し当時に比べ苦情も少なくなってきました。
しかし、この4月より「猫の適正飼育推進事業」のひとつ、公園内などの「避妊・去勢手術の事業」(毎年100匹以上の実績あり)が継続中止となり、19年度では、1区1モデルのみ、飼い主のいない猫5匹が不妊手術の対象になります。(市全体で35匹)
成果をあげてきた事業だけに、
不妊手術をしようとする住民に負担がかかるどころか、
飼い主のいない猫による被害に困る住民が増えるおそれがあります。
また、
公共施設内(公園、市営住宅など)での捨て猫や餌やリは後を絶っておらず、市営住宅入居者が可愛そうに思い拾った猫や餌を与えた猫が繁殖し、生活衛生環境の悪化の一途をたどっているケースなどがみられます。
静岡県では、
年間約12,000頭に上る犬猫の殺処分の削減などを目標に掲げています。
そのほとんどが
飼い主のいない猫から生まれた子猫です。
これらのことから、行政だけに頼るのではなく
市民の力で「避妊・去勢手術の事業」を継続させていきたいと考え、「猫基金」事業を発足しました。
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